プロ俳優が演技を行う時、誰でも”例外なく”みんなこの「7つの基本フォーム」をフル活用して演じている。ベテランでも若手でも、子役でもCMモデルでも「演技がうまい!」と言われる人は誰でもこれを使っているんだ。
そんなのすごくない?!
それ学べば誰でもプロの演技できるようになっちゃうじゃん!!!
・・・て、興奮はさておき、
では、その「7つの基本フォーム」とは何か!?
なんで「自然な演技」にそんなもの必要なのか?ちょっと説明めんどくさいので、レッスンのホームページから引用。
なぜ、「自然な演技」にフォームが必要なのでしょう?
たとえば、ただ泳いだり走ったりするだけなら「フォーム」はまったく必要ありません。しかし「100m先まで一番早く到着する」という競技なら、当然「フォーム」が必要になります。「目的」が明確になると、そこには必ず「基本フォーム」があるのです。
つまり、これらのフォームは演技において「自然に振る舞う」ためのものではなく、「観客にまるで自然に見えるように演じる」ためのものなのです。
なるほどね。ただ自然に演じるのではなく、「自然に見える」ように演じる。当然そこには「自然に見える」方法が必要になるってことだね。
で、その7つとは、
なんか、これ見ただけじゃ、何のこっちゃって感じだよね。
でもひとつひとつ説明されると、「なるほど、目からウロコ落ちました!」って感じになるよ。
これらのフォームは100年ちょっとの映像演技の歴史の中で、少しづつ確立されていったフォームです。ですから昔の映画の中ではあまり見かけません。逆に、現在の「漫画やアニメ」の中では、頻繁にこれらの「フォーム」が使われています。観客の厳しい目にさらされて「伝える」ために磨かれていった「映像演技」と「漫画表現」が同じ手法を取るというのはいわば当然のことかもしれませんね。
なるほど、「演技を自然に見せる」ための「フォーム」が時代を経るに従って磨かれてきたってわけだね。
でもやはり、自然な演技にホントに「フォーム(型)」なんて必要なのかな?
うまい人は、当たり前のように型を学んで(又は盗んで)自分のものとして活用し、そこからさらにステップアップしていきます。うまくいかない人は、「個性」という呪縛に縛られて、目の前にある「使える型」を学べずにいつまで経ってもそこに留まったままです。まずは基本の型を自分のものにしましょう。それこそが上達の一番の近道なのです。
「型を知って型を崩せば型破り、型を知らずして型を崩せば型なし」
中村勘三郎
ふうん、あの故中村勘三郎さんも、そう言ってたのね。歌舞伎だけでなくドラマや映画など、縦横無尽の活躍された人。説得力あるね。
つまり、他のことと同じように、自然な演技を学ぶ人も、まず「基本フォーム」をしっかり学ぶこと。それが大切、
基本フォームを学んでも、もちろんガチガチの「型通り」には見えない、なぜならそれこそが「まるで自然」に見せるための「フォーム」なのだから。一流の野球選手やサッカー選手のようなものだと思ったね。自由に「まるで自然」にプレーしているようで、そこにはしっかりとしたゴールを決める「フォーム」が基本として存在しているんだ。
【ホントにプロ俳優はみんなこれ使ってる!】
一生懸命訓練して、実際にこれ使ってオーディションゲットできてる自分でも、ホントにみんな「7つの基本フォーム」使ってるのかは半信半疑だったんだけど、あるドラマでたくさんの俳優さん達に囲まれてて演じたとき、その時初めて「おお!みんな『イメージ風船』やってる!『ストッピング』使ってる!おお、スゲー『迷い』だ!」ってビックリしたんですよ!
一人の観客としてドラマ見てるだけじゃ”あまりに自然”で技術が見えないんだけど(自然に見せる為の技術だからね)、撮影現場で、何度も同じ演技繰り返してると、それを「技術」として行っていることがホントによく分かる。これって大工さんとか料理人もそうだよね。「出来上がり」を見たらただキレイとか美味しいだけだけど、いざ自分が作ったり作る現場に入ったりしたら、その「技術」がどれだけすごいかよく分かる。
みなさん、ホントにプロは全員「7つの基本フォーム」、使ってますよ!
ということで、「7つの基本フォーム」学びたくなったでしょ?じゃあ、次回から1つづつ解説して行きますね。あっ、その前に「大原則」っていうか、「7つの基本フォーム」の基本原理っていうのがあるから、次回はその解説を。
ではまた。
_〆(・ω・*)……タカシ
これ別に金儲けの為書いてるんじゃないから、ぜひ励ましのコメントとか質問とか書いて下さいね。
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